2006年02月08日

囲碁普及 囲碁が10倍おもしろくなる本

 題名どおり囲碁が10倍おもしろくなる本を読みました。
 前回の投稿にあるように、初心者というか、囲碁を全く知らない人でも、案外「囲碁って陣地を囲っていくゲームでしょ?」という事は知っていたりします。

 随分前から、こうした事が言われて、且つそう教えていたのだと思います。同著には、最盛期1200万人いた囲碁人口が、僅か12年で800万人も減少してしまった。という事に触れています。
 実は自分も、この間多くの囲碁ファンが他界してしまったのでは無いか?と考えていたのですが、それも勿論あるでしょうが、大きな要因として、囲碁を習い始めた初心者が挫折したのが原因ではないか?と述べておりました。

 確かに、囲碁を習得する事に関して、初期には特に難しいと感じたりします。しかし、難しくする原因というものが、実は「囲碁とは陣地を取り合う陣取りゲーム」「囲碁の勝敗は囲った陣地の大きさや数で決まる」と表現する事に問題があるのではないか?という定義をしています。

 なるほど…と思いました、凄い着眼点です。確かに囲碁を覚える時に、先ず教えられるのが陣地の取り合い、及びアタリ等に関してで、初心者同士では先ず、その陣取りという言葉から受けるイメージが、全く囲碁の進行とは違っている点、更にプロの対局になると、もっと難解になるという点があります。

 これに関しては、代案として「囲碁とは石を囲うゲーム」「勝敗は生きた石の大きさや数で決まる」と定義しているのです。成るほど…この方が、対局を観戦していても、判りやすいのです。
 何故かと言えば、囲碁の入門書にある様な、綺麗な形の陣地というのは、実際にはまず出来ない、相手も自分も入り組んで、どこが陣地取りなのか?という状態に陥ってしまう為です。
 その点では、むしろ「ここが囲えそうだ」「ここが囲われそうだ」という目で見る方が遥かにわかり易いのです。
 具体的には、同著を読まれる事をお勧めします。以下簡単に教え方という点をご紹介すると


  1. 入門は「9路盤ポン抜きルール」以外、一切ほかのルールは説明せず、好きなだけやらせる
  2. その間に絶対対局者の手について、色々口出しをしない
  3. ポン抜きを行う内に、次第に目が肥えて行き、勝負が決まらなくなってくる
  4. 100回以上行った上で、絶対に取られないワザ(目が二つで生き)を教える
  5. 上記の様に、疑問が生ずる→教える…という事を繰り返す事で、自然に囲碁を覚えてしまう

 といったものです。また、その他様々な事柄に関して言及されていますが、曰く碁会所には、初心者を排除してしまう、もしくは級位者に冷たい所が多い、直ぐに対局者の打った手色々と口出しをしてしまう、マナーの悪い人が居る為、子供達に囲碁を教えようとしたら、マナー悪になって帰ってきた等が、事例を元に紹介されています。

 囲碁人口の衰退に関しては、棋院に全く問題が無いとは思いませんが、恐らく、こういった文化が出来つつあった事が、囲碁人口の衰退の要因の一つとして、深く関わっていたのではないかと思います。
 現在では、様々な碁会所でこういった点に気づき、初心者大歓迎!という所も増えて来たそうです。

 また、同氏は棋力認定は自由に行い、免状の取得に関しては、マナーに対して一定以上クリアした方にのみ認定してはどうか?と提言しています。
 なるほど、棋聖とは人格的にも優れた人に与えられるという事を、何処かで読んだ気がしますが、そういった人物に町や碁会所の名誉棋聖として、免状を取得して頂きたい様に思います。
posted by SeaChild at 23:38 | Comment(0) | TrackBack(1) | 囲碁普及| Edit
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