2006年02月02日

囲碁普及 NHK杯について

 新春お好み対局に出演された、ゴスペラーズの北山氏と大相撲の普天王関の会話の中には、随分示唆に富んだものが含まれていた様に思います。

    Q.囲碁を始めたキッカケは?
  • 北山氏「親戚に打つ人が多くて、子供の頃から見ていて面白そうだな、と感じていた為」
  • 普天王関「ヒカルの碁」を読んで(これは番組内で語られた訳では有りませんが)
    Q.どういった形で始めたか?
  • 北山氏「周りに打つ人が居らず、携帯用ゲーム機で、これなら自分一人で出来ると思って始めた」
  • 普天王関「周りに打つ人が居らず、ネット碁で打ち始めた」

 以上が、会話の中で出て来た主だった内容ですが、キッカケは様々だと思いますが、どういった形で始めたという点については、恐らく多くの人が同様の経緯を辿っているのではないか?という気がします。

 周りに打つ環境が無い(碁盤や碁石等が見当たらない)、打つ人が居ない、といった事は当然非常にマイナスです。
 また、北山氏の様に少なくとも、環境はあったにも関わらず、周囲の大人が積極的に教えようとしなかった。という事もあると思います。

 例えばキャッチボールの様に、子供相手では拙いキャッチボールしかならないにも関わらず、相手をしてあげる大人は多いですが、囲碁の場合は大人同士で楽しんでしまっているのでは無いでしょうか?

 逆に言えば、北山氏が「なんとなく楽しそうだ」と感じたのも、大人達が楽しんでいた為かも知れません。
 今現在、それ程多くの碁盤が出回っていない為、誰かが囲碁を始めるキッカケ、もしくは目にする機会と言えばNHKでの囲碁対局では無いかと思います。

 ところが、これがまた逆に、囲碁が難しいとか地味だと感じられてしまう、大きな要因でもあると思います。
 碁を打つ人に対して、一番目にし易い場である筈のNHK杯が、逆に囲碁を知らない人を遠ざけてしまう要因に成りかねない、というのは皮肉ですが。
 とはいえ、これを面白おかしく、また初心者が分り易い様に、毎度毎度「アタリ」から説明したりしていては、とても現実的ではありません。

 ヒカルの碁のヒットを見ても分るように、動機やキッカケと言ったのもは、やはり「面白そうだ」とか「やってみたい」と思わせるようなもので無いと、成らないと思います。
 その点で、毎週毎週放送されるNHK杯では、その重要度も大きいように感じます…が、意外にも、囲碁は陣取りゲームらしい…と何となく概要は知っている人は居ますが、局面を見て何がなんだか判らない、という人だけです。

 ただでさえ、プロ対局では分り難い局面になり易いという事もあって、前回の様な判断を助けるアプローチもあった方が良いと思います。
 これとは又別に、年齢性別国籍を問わず観覧者を募って、公開対局になったら面白いと思うのですが…
 その際に、時折見学の子供に感想を尋ねるとか、質問に回答する等あれば、ある程度初心者向けの解説になるのと、何より視聴する人に対して、たとえチャンネルを変えている内に偶々見た様な人に対しても、決してチンプンカンプンなものでは無く、子供でも参加して質問したりしているんだ、という従来のイメージの払拭に役立つであろうと思うのですが。
posted by SeaChild at 23:33 | Comment(0) | TrackBack(1) | 囲碁普及| Edit
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Excerpt: アタリ_(囲碁)アタリは、囲碁用語一覧|囲碁用語の一つ。次に何もしなければ碁石|石を取られる状態を指す。アタリの状態にすることを「アタリをかける」「アテる」などといい、アタリをかける手のことをアテと呼..
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Tracked: 2007-09-09 07:28
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