2006年01月15日

普及ニュース 白鴎高校で囲碁の授業

 以下のようなニュースが掲載されました
都立初の中高一貫校として05年春に開校した白鴎高校・付属中の特色である日本の伝統文化教育の内容について、同校に設置された教育推進会議(座長・三浦朱門元文化庁長官)が12日、中間報告をまとめた。高校2、3年で週1時間、独自の「日本文化概論」の授業を設け、古典芸術や芸能だけでなく、囲碁、将棋、茶道、華道の歴史や成り立ちを教える。
 中高一貫校は来春、千代田区立九段中等教育学校も含め都内では5校に増える。いずれも学校ごとに教育上の特色を掲げている。
 「日本の伝統文化に対する理解を深め、日本人としてのアイデンティティーを育む」という白鴎高校は、中学から柔道や剣道を始めたり、数学で和算を習ったり、国語で古典に親しんだりする工夫をするという。各学年を通じ、講師としてプロ棋士や東京芸大の教官、学生を招いて指導を受けたり、演奏を聴くなど、学外からの協力も受ける。
 伝統文化の分野で卓越した能力を持つ児童の特別枠募集については、すでに今年度から導入している。具体的には、日本棋院院生や日本将棋連盟奨励会会員のほか、邦楽や歌舞伎、能狂言の全国大会入賞者、舞台出演経験者らが対象。初年度は囲碁の分野で4人、長唄三味線と能の分野でそれぞれ1人入学した。

 日本の伝統文化、という意味では囲碁に限らず、今後も廃れる事無く維持して欲しい。という意味では必要なものと思います。
 話せば長くなってしまいますが、囲碁を覚える事によって得るもの、という事ももっと研究・模索されても良いのではないかと思います。
 確かに、囲碁も伝統文化のカテゴリの中に入るとは思いますが、単なるあそびゲームとは違う認識を昔の人は持っていたと思われます。

 例えば同じく伝統のある双六、これは時期によって双六と書いて賭博を意味する事もあり、その為禁止されていた時期もありました。
 囲碁は琴棋書画と言われ、宮中の貴族のたしなみの一つとされていたものの、私的には何かを賭ける賭碁もあったようです。
 しかし、何故か囲碁そのものは禁止されず、また僧の間にも「大宝令」に「音楽及び博戯をなさば百日苦役す。碁琴は制の限りに在らず」と、碁に関しては優遇され、僧の間にも広まった様です。

 さて、何故囲碁がたしなみの一つとされていたのでしょうか?現代でも、上記の白鴎高校の様に、伝統文化の一つとして教育するとういう試みも始まりましたが、少なくとも昔の人と現代人では、囲碁に関しての認識がかなり違っていると思います。

 現代人では、囲碁はお年寄りのするもの、地味というイメージも聞かれますが、少なくとも昔から存在したゲーム。といった程度のものではないかと思います。
 他にも「難しそう」という声も聞きます。とにかく、認識の違いがどこかで産まれているものと考えられます。

 逆にヨーロッパの方面では、年を取ってからは難しいというイメージがある様で、囲碁を打つのは逆に若い人の方が多い印象があります。
 現状日本の囲碁に対する意識の変革、パラダイム・シフトといった事も是非必要になってくるのでは?と考えられます。
参考リンク
「日本の伝統文化に関する教育推進会議」の設置について
「日本の伝統文化に関する教育推進会議」中間報告について
東京都立白鷗高校のホームページ
posted by SeaChild at 17:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 普及ニュース| Edit
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのTrackBack URL
http://blog.seesaa.jp/tb/11728431
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。