2005年12月02日

囲碁普及 囲碁と脳の関係

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 こちらの本には、PET(陽電子放出断層撮影)という装置を用いて、集中的にアマ及びプロ棋士の囲碁の問題を考えている時の活動を観察した結果が掲載されています。
 もちろん、医学書という訳ではないので、詳細なデータ等が記載されている訳ではありませんが、大変興味深いものとなっています。

問題

アマ

プロ

布石問題

脳の右半球後半部(形のイメージを考える部位)の狭い範囲に限局

左半球側頭、頭頂部のごく限られた一部(恐らく理論的に捌かれている)

詰碁問題

右半球が主役だが、右脳後半部を使い同時に前頭前野(工夫・創作・応用)も活発に活動。
同時に左半球(計算・理屈)の部位も随伴的に一部活用、左前頭前野も一部活動


小脳のみ。その他大脳部位は殆ど活動せず。

終盤初めでの優劣問題
-

アマでは手に負えない難しい問題。小脳での経験の蓄積に基づいて、左脳頭頂部の一部と共にほぼ全員が共通して答えを出す


 結果を簡単に纏めたものが、上図となりますが、プロ棋士の場合は今までに蓄積された経験値に基づいて、小脳(過去の運動経験の蓄積は、小脳に記憶されるらしい)で処理する事が多いものの、アマチュアに取っては、想像道理と言うか、やはり右脳を活発に活用し、また前頭前野も使用されるようです。

 この種のものには、以下のような著作もある様ですが、残念ながら現在の所、所有していないので詳しい事は判りません。
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 囲碁と右脳の関連に関しては、記憶力というのもあると思います。一般人からみて異常とも思えるような記憶力を発揮する人が居ますが、こういった人達は、覚える内容をイメージ化して覚えるのだそうです。
 プロ棋士が何十年も前の対局の石の並びを覚えているのは、恐らく上記の様に、棋譜を頭から覚えているのではなく、石の並びを形で覚えているのではないか?と思います。

 ちなみに、詰碁の問題は張栩名人・王座(現)が作成したものとの事です。
posted by SeaChild at 18:21 | Comment(0) | TrackBack(1) | 囲碁普及| Edit
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Weblog: 脳について
Tracked: 2007-08-07 12:44
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